現在管理人の所持しているPC-9821の設定メモ。
98MATE R PC-9821 Ra43(-MIDI用途-)
FDDが2台ついているRa43です。
主にMIDI用途となっています。
正面からの写真
購入時にフロントカバーがものすごく黄色だったので、一回レトロブライト(漂白)をしています。
【2023年夏の自由研究】PC-98のフロントカバーをレトロブライトする - PokuG stdio.h
Ra43という機種自体の説明は以下リンクより。
PC-9800シリーズのデスクトップ最終モデル「98MATE R 」PC-9821 Ra43 - PokuG stdio.h
使用OS
Windows98 Second Edition
Win98SEを使用しています。
後期販売の98はWindowsの中ではWin98SEが一番なじんでいると勝手に思っています。
なお、Ra43の正式なインストール手順だと5,6クリックほどでOSが入ります。
PC-9821Ra43にWindows98SEをインストールする - PokuG stdio.h
用途
MIDI用です。
昔はMIDIを打ち込んでいましたが、今は聞く専用です。
レコンポーザ for Windows95
上の写真はレコンポーザ95。昔は使っていましたが今は全く使っていません。
かなり使用していましたが、コンポーネント(?)の配置は覚えていないです。
周りはSinger Song Writerを使用していたような気がします。
TMIDI Player
昔、MIDIデータとドキュメントファイルをLZHで圧縮して公開するというのが一般的(?)で、管理人はそのドキュメントファイルを読むのが非常に好きでした。
DOSを含む他のMIDIプレーヤーではMIDIを鳴らしながらドキュメントファイルが読めなかったので不便だった記憶があります。
TMIDI Playerは管理人のこの悩みを解決してくれたので未だに重宝しています。
スペックや拡張ボードの設定など
スペック
CPU | Intel Celeron™プロセッサ433MHz |
メモリ | 64MB(32+32) |
SSD | Transcend 32GB SSD |
Cバス1 | PC-9801-86 |
Cバス2 | |
Cバス3 | MPU-PC98II |
PCI1 | Millennium |
PCI2 | |
OS | Windows 98 SE |
現在のINT設定
INT0 (IRQ3) |
INT1 (IRQ5) |
INT2 (IRQ6) |
INT3 (IRQ 9) |
INT41 (IRQ10) |
INT42 (IRQ11) |
INT5 (IRQ12) |
INT6 (IRQ13) |
LANボード | - | MIDIボード | IDE HDD | グラボ | FDD | 86音源ボート | マウス |
拡張ボード
グラフィックボード "Matrox Millennium"
Ra43はグラフィック機能を元々内蔵しており、MS-DOS/Windows95でもグラボの増設は必要ありません。
ただし内蔵のグラボの場合、Windows95/98で解像度は1024x768の256色までしか出ず、管理人は1024x768のフルカラーまで出したかったのでグラボを増設しています。
PC9821に初代Millenniumを取りける - PokuG stdio.h
サウンドボード "NEC PC-9801-86"
98版Win98SEはDOSモードで98版DOSゲームを実行できる(と思う)ので、いつでもDOSゲームをプレイできるように一応86ボードを付けています。
PC-9821に86音源を取り付ける - PokuG stdio.h
MIDIインターフェイス "Roland MPU-PC98II"
WindowsではMIDIの接続はシリアル接続が一般的だったような記憶がありますが、MIDIインターフェイスを使用してMIDIをつなげています。
PC-98、MD-DOSでMIDI機器(SC-88Pro)を使う - PokuG stdio.h
話はそれますが、一応WindowsNT4.0までは強引に使用できます。
ただしWindows2000にチャレンジしましたが使用できませんでした。
【PC-98】WindowsNT4.0 SP6aで "MPU-PC98II" を認識させる - PokuG stdio.h
その他機器
IDE SSD "Transcend TS32GPSD330"
IDE SSDです。
HDDはRa43標準の内蔵IDEインターフェースを使用しています。
令和になり3.5インチIDE HDDの新品が入手できなくりなり、いかがしたものかと思い代替えとしてコンパクトフラッシュやSATA SSDを使用してみましたが最後はこれにたどり着きました。
IDE接続なので、Ra43の体感速度は少し速くなった程度ですが、2025年3月現在でもamazonで入手できるという点と安定性を考えるとこれがよさげという事でこちらを使用しています。
PC-98の内蔵HDDをIDE SSDに交換しベンチマークをとる - PokuG stdio.h
MIDI機器 "Roland SC-88 PRO"
Roland SC-88Proです。
MIDIインターフェイス(MPU-PC98II)経由での接続です。
ミキサー "Roland MX-5"
MIDIの写真の上にのっているものはRoland MX-5というミキサーです。
MIDI OUTの信号と98のPCM音源の信号を合わせてスピーカーへ出しています。
インシュレーター "audio-technica AT6098"
インシュレーター audio-technica AT6098。
MIDIの写真でMIDIとミキサーの間にある金属です。
インシュレーターは本来は音をよくするものらしいですが、88Proって使っていると結構熱をもち、何も考えずに真上にミキサーを置くと熱が籠ると思い廃熱の隙間を作るために購入しました。
88ProのMIDIタワーの写真をネットでたまに見かけますが、熱対策ってやっていないのでしょうか?
もしかして熱を持つのって、うちの88Proだけ?
スピーカー "Roland MA-8"
Roland MA-8です。
スピーカー部に大きくRolandとプリントしてあるところが気に入っています。
モニター "EIZO FlexScan S2133"
EIZO FlexScan 21インチ カラー液晶モニター S2133で、98を公式に対応してる製品です。
2013年4月製造開始で2023年12月末 生産終了しています。
なお、この機種の後継機"S2134"は98正式対応ではなくなっています。
S2133は"自分が調べた限りでは"日本で(世界でも?)
- グレー色
- スクウェア型
- PC-98正式対応
- アスペクト比固定
の条件で一番最後まで販売していたモニターだと思います。
(もし他に知っていたら教えてください)
前機種であるL997に比べてボタンが貧相になっている感じが否めないですが、この機種の良い点は2030年12月末まで修理受付をおこなっているところだと思っています。
ちなみに修理部品があればの話だと思うのですが管理人は2029年に全部オーバーホールしてほしいとサポートに連絡してみようかも思っています!
(金に糸目は付けない覚悟です!)
終わり
以上、所持しているPC-9821の構成と設定(PC-9821Ra43-MIDI用途-)でした。