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PC-9801-118(118音源ボード)の情報メモ書き

PC-9801-118(118音源ボード)の情報を調べましたが、あまりにも情報量が多かったので自分用のメモとして残します。

注意)説明書とネットの情報を自分なりに集めただけなので、間違っている個所や説明が至らない箇所が多々あると思います。

PC-9801-118(118音源ボード)


PC-9801-118(118音源ボード)NEC純正のサウンドボードPC-9801-86という有名な音源ボードの後継機として登場しました。

"PCM録音再生""FM音源機能(最大20音)""MIDI/ジョイスティック端子"が付いていて欲張りセットですが、その分設定が難しかったり、INT(IRQ)のリソースを最大3つ必要だったりと若干扱いにくい音源ボードとして仕上がっています。

ネットではネガティブな感想の記事が多いですが個人的にはそんなに悪くないボードだと思っていたりします。

システム要件

システム要件は以下の環境です。

  • CPU:i486SX 20MHz以上
  • OS:Windows 3.1/95以降

CPUが386以下のPC98はサポート外です。
バッサリと切り捨てています。

MS-DOSのゲームのBGMを出すこと可能か?

Windows用のサウンドボードなのでMS-DOSでの使用はサポート外ですが設定次第ではDOSゲームのFM音源の曲を出せる可能性があるようです。

PCM音源(WSS互換)とPCM音源(86互換)

118音源のPCMはWindows Sound System(WSS)準拠の作りになっていて、86音源はNEC独自準拠(当時共通規格自体なかった?)なのでPCM音源の互換性はないようです。

この事から、MS-DOSでPCM音源を使用しているゲームは118音源では基本音がでないみたいです。
※FM音源自体は音が出るがPCM音源は音が出ない

ドライバの場所

以下からWindows95のドライバがダウンロードできます。
PC-9801-118用サウンドドライバ

ジャンパスイッチ

118音源ボードは取り付けるPC98の機種によってジャンパスイッチを変更し取り付ける必要があります。
このボードの一番厄介なところだと思います。

1~12までのジャンパスイッチがあり、理論的には4096通り(2の12乗)の設定ができます。
(実際はしませんが...)

パソコン本体グループ

上記にも書いたように118音源ボードは取り付けるPC98の機種によってジャンパスイッチを変更し取り付ける必要があります。

大まかに以下5種類のパソコングループに分けられるので、そのグループごとにジャンパスイッチを設定することになります。

パソコン本体グループ(1) FM音源機能、PCM録音再生機能(WSS)を有する本体 TYPE1
PC-9821Cb、PC-9821Cx、PC-9821Cf、PC-9821Cb2、PC-9821Cx2、PC-9821Nx、PC-9821Na7
パソコン本体グループ(2) FM音源機能、PCM録音再生機能(86互換)を有する本体 TYPE2
(PC98本体のサウンドを切り離す必要あり)
PC-9821Ae、PC-9821As、PC-9821Ap、PC-9821Af、PC-9821An、PC-9821As2、PC-9821Ap2、PC-9821As3、PC-9821Ap3、PC-9821Ce、PC-9821Ce2、PC-9821Cs2
パソコン本体グループ(3) PCM録音再生機能(WSS)のみを有する本体 TYPE1
(PC98本体のサウンドの割り込みをINT5以外に設定する必要あり)
PC-9821Xs、PC-9821Xp、PC-9821Xn、PC-9821Xa、PC-9821Xt、PC-9821Xf、PC-9821Xa7、PC-9821Xa9、PC-9821Xa10、PC-9821Xa12、PC-9821Xt13、PC-9821Xe10/C4、PC-9821Xe10/S15、PC-9821Xa7e、PC-9821Xa13、PC-9821St15、PC-9821Np、PC-9821Nf、PC-9801BX4※、PC-9821Xe10/4※、PC-9821Xb※
パソコン本体グループ(4) PCM録音再生機能(WSS)のみを有する本体 TYPE2
(必ずPC98本体のサウンドを切り離し、PnPモードで使用する)
PC-9821V7、PC-9821V10
パソコン本体グループ(5) 上記以外の本体(FM音源機能、PCM録音再生機能を持たないもの)
PC-9801BX、PC-9801BA、PC-9801BX2、PC-9801BS2、PC-9801BA2、PC-9801BX3、PC-9801BA3、PC-9821Be、PC-9821Bs、PC-9821Bp、PC-9821Bf、PC-9821Xe、PC-H98model90、model100、model105、PC-H98Smodel8、PC-H98T、PC-9821Ts、PC-9801P、PC-9801NA、PC-9801NS/A、PC-9801NX/C、PC-9821Ne、PC-9821Ns

上記グループは説明書からの丸パクリですが、ネットではグループ(3)とグループ(4)の機種が違って乗っていたりします。
違っているのは主にVALUESTARシリーズで実際にいじってみたところ、ネットの情報の方が正しい感じです。

使用する118音源ボードの機能

118音源ボードは"PCM録音再生"、"FM音源機能(最大20音)"、"MIDI/ジョイスティック端子"を持っていますが、このボードを取り付けるパソコングループにより、使用する機能が変わってくるようです。

パソコン本体グループ PCM録音再生 FM音源機能 MIDI/ジョイスティック端子
(2)、(4)、(5) 118ボード 118ボード 118ボード
(3) PC98本体 118ボード 118ボード
(1) PC98本体 PC98本体 118ボード

例えば、"パソコン本体グループ"が(2),(4),(5)の場合は、118ボードの3つの機能をフルで使用します。

それに対して、"パソコン本体グループ"が(3)の場合は、FM音源機能、MIDI/ジョイスティック端子は118ボードのものを使用しますが、”PCM録音再生”はPC98本体のものを使用します。


ジャンパスイッチの説明

1~12までのジャンパスイッチの説明(メモ)です。

出荷時設定

工場出荷時設定は以下のような設定になっています。

ジャンパスイッチ1(PnPモードの設定)

PnPモード切替設定です。
MS-DOSで118ボードのFM音源を使用したい場合は、非PnPモードに設定します。

スイッチ1
OFF 非PnPモード
ON PnPモード

ジャンパスイッチ2,3,11(パソコングループの選択)

上記に記述した使用するパソコングループによってジャンパを変更します

スイッチ2 スイッチ3 スイッチ11
OFF OFF OFF パソコングループ(2),(4),(5)
ON OFF ON パソコングループ(3)
OFF ON OFF パソコングループ(1)

その他の組み合わせは設定禁止のようです。

パソコングループ(2),(4),(5)


パソコングループ(3)


パソコングループ(1)

ジャンパスイッチ4(設定禁止 ON固定)

ジャンパスイッチ4は"ON固定"みたいです。

OFFにした場合の挙動もネットで答えがあるようですが、さまざまな理由で、OFFにした時の機能を伏せたのだと思われます。

ジャンパスイッチ5,6(FM音源割り込み設定)

FM音源で使用するのINT(IRQ)の値です。
非PnPモードの場合かつ、パソコングループ(2),(3),(4),(5)の場合設定します。

スイッチ5 スイッチ6
OFF OFF INT5(IRQ12)(出荷時設定)
OFF ON INT41(IRQ10)
ON OFF INT6(IRQ13)
ON ON INT0(IRQ3)

ジャンパスイッチ7(DMAチャネルの設定)

DMAチャネルの設定です。
PnPモードと非PnPモードで条件が違います。

スイッチ7
OFF DMAを1チャンネルにする(出荷時設定)
ON DMAを2チャンネルにする
PnPモードの場合

パソコングループが(2),(4),(5)の場合、1,2チャンネルに選択できます。
パソコングループが(1),(3)の場合は"ON固定(2チャンネル)"に設定します。

非PnPモードの場合

"OFF"固定だと思います。

ジャンパスイッチ8,9(PCM音源割り込み設定)

PCM音源で使用するのINT(IRQ)の値です。
非PnPモードの場合かつパソコングループ(2),(4),(5)の場合設定します。

スイッチ8 スイッチ9
OFF OFF INT5(IRQ12)(出荷時設定)
OFF ON INT41(IRQ10)
ON OFF INT6(IRQ13)
ON ON INT0(IRQ3)

ジャンパスイッチ10(MIDI割り込み設定)

118音源ボードに載るMIDIサブボード、もしくは外部MIDI機器を接続する場合は有効にします。

スイッチ10
OFF 割り込みをする(出荷時設定)
ON 割り込みをしない

非PnPモードの場合はINI41(IRQ10)を使用します。

ジャンパスイッチ12(設定禁止 OFF固定)

ジャンパスイッチ4は"OFF固定"みたいです。

終わり

以上”PC-9801-118(118音源ボード)のメモ”でした。

端折った部分もありますが自分的にはこのくらいの情報があれば多分思い出せるはず。

このサイトを含め、ネット上の118音源の情報がいつまで残るかわからないので自分用のメモ書きとして記載しました。