118音源ボートはMIDIのドーターボードを付けることができますが、この記事では外部MIDI音源のSC-88Proを取り付けMIDIを鳴らそうと思います。
用意するもの
SC-88Pro
SC-88ST Proです。
PC-9801-118(118音源ボード)
118音源ボードです。
ケーブル
サウンドブラスター純正もしくは、互換のMIDI/JOYSTICケーブルです。
※特に118ボード専用のケーブルではないと思います
118音源ボードにはサウンドブラスター互換のMIDI/JOYSTICKポートが付いて、このポートにケーブルを付けます。
セットアップ
118ボードの設定
118ボードのジャンパスイッチを設定する
上写真右上にあるジャンパスイッチをMIDIを使用できるように設定します。
ジャンパスイッチ10をOFF(上に設定)します。
設定の詳細は以下のリンクで解説している(はず)ので確認しましょう。
PC-9801-118(118音源ボード)の情報メモ書き - PokuG stdio.h
118ボードを取り付ける
ケーブルを取り付ける
MIDI/JOYSTICKポートにケーブルを差し込みます。
SC-88Pro背面のスイッチの設定
SC-88Pro背面のスイッチを "MIDI" に設定します。
MIDIにケーブルを取り付ける
MIDIにケーブルを取り付けます。
取り付けは、MIDI機器側の"MIDI OUT"にケーブルの"IN"のものを取り付けます。反対側はその逆です。
※なぜかうちの環境ではこれでMIDIの音が出ています。もしMIDIから音が出ない場合は逆にしてさしてみてください。
PC-98のINT(IRQ)の設定
118音源ボードの設定で、非PnPモードの場合は "INI41(IRQ10)" をMIDIが使用するので、INI41(IRQ10)をMIDI用に空ける必要があります。
PnPモードの場合はおそらくこの手順は必要ないと思われます。
(管理人は118音源をPnPモードに設定したことはありません...)
設定の詳細は以下のリンクで解説している(はず)ので確認しましょう。
PC-9801-118(118音源ボード)の情報メモ書き - PokuG stdio.h
Windows95/98のドライバを入れる
"MIDI割り込み使用" のドライバを入れます。
アプリ毎にMIDI OUTの設定をする
ドライバを入れると ”Roland MPU-401” がデバイスとして登録れるので、例えばTMIDIの場合は、この "Roland MPU-401" を設定します。
以上で設定は終了です。
終わり
以上、"Windows95/98でMIDI機器(SC-88Pro)を使う設定方法 ~118音源ボード編~" でした。
ケーブルを用意する以外はMIDIドーターボードと設定方法は同じです。
なお、MS-DOSでも118ボードのMIDIを認識させる方法が昔あった記憶がありますが、 "儀典・女神転生" というゲームで118ボードのMIDIを認識させプレイすると、数十分後高確率でハングするのでMS-DOSで118ボードのMIDIを使用するのは諦めました。
認識させる方法も覚えていないので、方法が悪かったのか、アプリの相性なのか今となってはわかりません。