"パソコンは、ソフトが無ければただの箱"
昔パソコン界でこういう名言を残したとても偉い方がいるそうです。
実は私はこの方は存じ上げないのですが、まさにその通りだと思います。
ここでは管理人の知っているPC-98シリーズで動作するMS-DOSの種類を記載します。
はじめに著作権について
PC-98のOSなどのソフトウェアを今入手するにはネットオークションやフリマサイトが主だと思います。
著作権について管理人はほとんど無知ですが、オクやフリマで購入する際は著作権についてあらかじめ確認しておいた方がよいと思い著作権を扱う団体のサイトを記載します。
"一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)"
※リンクフリーと記載がなかったので、リンクはしていません
上記サイトの著作権Q&Aで
"インターネットオークションで知らずに海賊版のビジネスソフトを買ってしまったが、そのまま使ってもよいか?"
や
"自宅で使っていたパソコンを破棄するので、このパソコンにインストールしていたソフトウェアをオークションサイトに出品してもよいか?"
などのQ&Aがあります。
あと
"無料で配布されているソフトはどんな使い方をしても良いのでしょうか?"
などなかなか面白いQ&Aもありました。
レトロPCのOSやアプリケーション入手時にかかわってくると思いますので、上記サイトはチェックしておいた方がよいと思います。
知っているMS-DOSの種類
管理人が知っているMS-DOSの種類は新しいものから順に以下になります。
- MS-DOS 6.2
- MS-DOS 5.0系
- MS-DOS 3.3系
詳細な(?)説明は記事の最期らへんに記載します。
基本機能と拡張機能
MS-DOSには "基本機能" と "拡張機能" のパッケージがあります。
アプリを動かしたいだけだったら "基本機能" だけで問題ありません。
"拡張機能" は開発コマンドツールらしいです。(所持してないのでわかりません)
どのOSを選べばよいか?
この辺は間違っているかもしれないですが、以下のように思っています。
基本最新(最終?)のMS-DOS6.2を選べばよいと思います。
しかし、以下の条件を満たしていない場合はDOS6.2でなくDOS5.0。DOS5.0でも満たしていない場合はDOS3.3へ。
という具合にバージョンを下げていけばいいような気がします。
- PC-98が所有しているDOSの動作する必要最小スペックに満たしていない
- プレイしたいゲームが所持しているDOSに対応していない
PC-98が所有しているDOSの動作する必要最小スペックに満たしていない
例えば以下はDOS6.2のインストールガイドからの抜粋です。
386SX以上のCPU搭載した機種でないとDOS6.2がインストールできないので、それ以前のCPUの場合はDOS5.0以前のDOSを用意することになります。
※何故かCPUだけ赤枠で囲ってありますが、メモリ、HDD容量も必要ですね
プレイしたいゲームが所持しているDOSに対応していない
これはほぼ無いと思われますが、PC-98後期のアプリは対応OSの記載があるので一応確認しておきましょう。
DOS6.2で動かないという事は無いような気がしますが、一応確認しておきましょう。
DOSの種類
MS-DOS6.2
基本これを使えばいいんじゃないでしょうか?
ただし、持っているPC-98が必要最小スペックに満たしていない場合は、5.0以前のものを使用しましょう。
必要最小スペック
CPU | 386SX以上 |
メモリ | 1.6Mバイト以上 |
HDD | 20Mバイト以上 |
MS-DOS5.0系
※以前友人にMS-DOS5.0をあげてしまったので写真無し
MS-DOS5.0は
- MS-DOS 5.0
- MS-DOS 5.0A
- MS-DOS 5.0A-H
と種類があり、5.0A-Hで "1.44MBフロッピーフォーマット対応" した以外は違いは覚えていません。
所持していないので、PC-98にインストールできる対象環境もわかりません。
ググれば出てくるかもしれないです。
また、PC-98に付属するOSインストールディスクもしくはアプリケーションディスクにDOS5.0のアップデートモジュールが入っているものがあり、そのモジュールを使用すれば5.0A-Hまでアップグレードできたような気がします。
必要最小スペック
所有していないでのわかりません。。。
MS-DOS3.3系
MS-DOS3.3は
- MS-DOS3.3A
- MS-DOS3.3B
- MS-DOS3.3C
- MS-DOS3.3D
と種類があったと思います。(他にもあったかも?)
ちなみに管理人は286を搭載しているPC98を使用するために購入しました(したような気がします)。
管理人が所有しているのは "MS-DOS3.3C" ですが、 今から購入するなら "MS-DOS3.3D" が良いかもしれません。
噂では3.3D から "SEDIT" というテキストエディタが付いているからです。
3.3C以前 では テキストを編集する場合、ラインエディタ(確か"EDLIN")を使用して 編集する必要があり、このラインエディタは管理人にとって非常に合わないエディタでした。
マジでラインエディタ使いにくかった記憶があります。
必要最小スペック
MS-DOS3.3Cのパッケージに "PC-9800シリーズ全機種" とありますが、試したことはありませんがPC-9800シリーズの最期のPC-9821Ra43とかに入るとはちょっと思えません。
MS-DOS3.3Cが発売されていた時点での全機種であって、その後のPC-98もサポートするわけではないと思います。
仮にインストールできたとしてもDOS3.3で確保できるディスク容量が小さすぎて使い物にならないと思います。
おわり
以上、"管理人の知っているMS-DOSの種類" でした。
この他にPC-98上で動くFreeのDOSもあるようです。
管理人はさわった事がないですが、このFreeのDOSでアプリケーションが動くなら、昔のMS-DOSを購入しなくてよくなり、DOSを動作させるハードルがかなり下がると思います。