上の写真のように98MATE RシリーズのCバスライザーカード下らへんにゴム足があります。
マザーボードがたるまない様にゴム足で支えている感じだと思います。
このゴムですが何かしらの原因で溶け、溶けたゴムが基盤にこびりつき、PC-98が起動しなくなる可能性があります。
症状
管理人の環境では、ゴム足が溶けて基盤に付いた場合、以下の現象が発生しました。
- 電源ボタンを押しても "ピポ音" がならなく、ディスプレイには何も表示されない
(電源ランプは点灯している)
原因
原因はCバスライザーカード下らへんにゴム足が溶け、基盤に溶けたゴムが付着する事で誤操作を起こします。
上の写真は正常なときのゴム足ですが、下の写真はゴム足2つが溶けています。
あと粉も吹いていますね。
拡大するとこんな感じです。
そして基盤側の2か所には溶けたゴムが付着しています。
1か所目。
2か所目。
対処方法
対処方法としては以下の2つ。
- Cバスライザーカード下らへんにある溶けたゴム足を撤去する
- 基盤についた溶けているゴムを薬品で拭き取る
1番目はマイナスドライバーなどで無理やり根元をぐりぐりすると取れると思います。
2番目は以下方法を管理人は行いました。
基盤についた溶けているゴムを薬品で拭き取る
実際に管理人がおこなった対処法です。
この方法が正しい対処法なのかわかりません。誤った対処方かもしれません。
もし同じ方法で対処する場合は自己責任でお願いします。
- シールはがしを綿棒につけて、溶けたゴムをふき取る
- その後エレクトロニッククリーナーで洗浄
一応この方法で除去しました。
ただし、このシールはがしですが、"プラスチック ×"と記載があり、基盤はプラスチックっぽいので、これを使用するのはよろしくないのかもしれません。
終わり
以上、98MATE-Rシリーズのゴム足問題でした。
今回の現象はゴム足が溶け、溶けたゴムが基盤に付くのが原因です。
ゴム足が溶ける原因は湿気らしいので、湿気の多い場所にPC-98を置かない事が根本的な対策になると思います。
もしくは、ゴムが溶ける前に定期的にゴム足を取り換えることでしょうか?
ちなみに管理人は一時期Cバスのライザーカードである程度マザーボードがつられる形になるのでマザーボードは歪まないだろうと思いゴム足除去でもよいと思っていましたが、大きい下から突き上げるような地震がを体験したときにゴム足が無いと基盤がゆがむかもしれないと思いゴム足は交換するようになりました
なお、このゴムですが、定規で測ったところ、 "縦横15mm、高さは4.5" でした。
モノ的には、 "タカチのポリウレタン製 角型ゴム足 SJシリーズ SJ-P1004(15角×4.5)" が近いものだと思われます。
以下はSJシリーズのURLです。
ポリウレタン製 角型ゴム足 SJシリーズ | 製品情報 | タカチ電機工業 - 産業用・工業用のケース・ボックス・ラック・筐体の製造メーカー
参考にでも。