PC-9821Ra43にMS-DOS6.2をインストールする場合、付属の "アプリケーションCD-ROM" からアップデートプログラムを起動し、MS-DOS6.2の "インストールディスク#1" にパッチを当て、パッチを当てたディスクを使いインストールし、その後再度HDDにインストールしたMS-DOS6.2にパッチを当てることで正常に使えるようになります。
今回は、"Ra43専用のMS-DOS6.2インストールディスク#1" の作成まで行います。
用意するもの
MS-DOS6.2インストールディスク#1
MS-DOS6.2のインストールディスク#1です。
本体ではなく複製したものでもOKです。
ちなみに、PC-9821Ra43で正式サポートしているMS-DOSは6.2のみっぽいです。
5.0A(-H)はダメみたい。
ブランク・フロッピーディスク(1枚)
Ra43専用の "インストールディスク#1" を作成するたに使用します。
アプリケーションCD-ROM
MS-DOS6.2をRa43で使用できるようにアップグレードするためのツールが入っています。
大雑把な流れ
大雑把に以下の手順でアップデートをおこないます。
- アップグレードモジュールをHDDにコピー
- MS-DOS 6.2 インストールディスク#1の複製
- 複製したインストールディスクのアップグレード
手順
アップグレードモジュールをHDDにコピー
Windowsを起動し、アプリケーションCD-ROMからMS-DOS6.2のアップグレードモジュールをHDDへコピーします。
Windowsを起動
アップグレードモジュールのコピー
アプリケーションCD-ROMから "DOS62フォルダ(アップグレードモジュール)" をHDDへ(今回はBドライブ)へコピーします。
MS-DOS6.2インストールディスク#1の複製
用意したブランク・フロッピーディスクにMS-DOS6.2インストールディスク#1をコピーします。
MS-DOS6.2インストールディスク#1の複製
用意したブランク・フロッピーディスクにインストールディスク#1をコピーします。
DOSモードで再起動
DOSモードで再起動します。
複製したインストールディスクのアップグレード
コピーした"インストールディスク#1" をRa43で使用できるようにアップグレードします。
複製したインストールディスクのアップグレードのコマンド
プロンプトからBドライブへ移動し、以下コマンドを実行します。
CD ¥DOS62
UPDOS62 <フロッピーディスクドライブ名> :
複製したインストールディスクのアップグレードの確認1
"Y" を選択します。
複製したインストールディスクのアップグレードの確認2
"Y" を選択します。
複製したインストールディスクのアップグレード
ファイルをコピーしています。
"FORMAT.EXE" と "HDFORMAT.EXE" がコピーされてますね。
このモジュールのアップデートがやりたかったんですね。
複製したインストールディスクのアップグレード終了
複製したインストールディスクのアップグレード終了です。
以上で終了です。
終わり
以上、"PC-9821Ra43にMS-DOS6.2をインストールするために専用の "インストールディスク" を作成する方法" でした。
ちなみに、作成したディスクを使いインストール後、もう一度アップデートモジュールを使い、インストール後のMS-DOS6.2にアップデートを行う必要があります。
なお、このアップデートした"インストールディスク#1"はRa43以外で使用するのはNGらしいです。