Windows NT 4.0 ServerをPC98にインストールしたい。
そういう訳でPC98版のWindows NT 4.0 Serverのセットアップディスクを作成します。
用意するもの
Windows NT 4.0 Server インストールCD-ROM
Windows NT 4.0 Server インストールCD-ROMです。
このCD-ROMのコマンドからセットアップディスクを作成します。
ブランク・フロッピーディスク(3枚)
Windows NT 4.0 Serverのセットアップディスクは "3枚" 必要です。
ちなみに1.2Mのフォーマット(システム転送なし)をあらかじめおこなっておきましょう。
作成概要
手順としては、Windows NT 4.0 ServerのCD-ROM "Disc1" の "WINNT.EXE" コマンドでセットアップディスクを作成します。
32bitのOSで実行する場合は "WINNT32.EXE" らしいです。私は試したことは無いですが。。。
環境
今回は以下の環境でセットアップディスクを作成します。
- PC9821V13のWindows 95のMS-DOSプロンプト
手順
フロッピーをフォーマットする
ブランクのフロッピーディスク3枚を1.2Mでフォーマットします。
Windows NT 4.0 Server インストールCD-ROM Disc1をPC98にセットする
PC98のCD-ROMにセットします。
WINNT.EXEコマンドを実行
"WINNT.EXE" コマンドを "/OX" オプションを付けて実行します。
なお、WINNT.EXEコマンドは以下フォルダにあります。
- <CD-ROMのドライブ>\PC98
<CD-ROMのドライブ>:
cd PC98
WINNT.EXE /OX
Windows NT セットアップ
リターンキーを押します。
セットアップディスク3の作成
いきなり "ディスク3" の作成です。
フロッピーディスクを入れ、リターンキーを押します。
コピー
コピーが始まります。
セットアップディスク2の作成
次はセットアップディスク2の作成です。
フロッピーを入れリターンキーを押します。
セットアップディスク1(ブートディスク)の作成
最期はセットアップディスク1(ブートディスク)の作成です。
終了
セットアップディスク1(ブートディスク)の作成が終わると、いきなりDOSプロンプト画面へ戻ります。
不具合かと思いましたが仕様のようです。
終わり
PC98版のWindows NT 4.0 Serverのセットアップディスクを作成するでした。
ちなみに、PC98用のWindows NT 4.0のデフォルトIDEコントローラーのドライバだと4G以上のHDDは認識しないので、4Gより容量の多いHDDを搭載している後期Mate-Rでは専用のMate-R用の "セットアップディスク#1" と "ドライバディスク" を別途作成する必要があります。