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HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列を買ったのでレビュー

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正式な名前はHappy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S 日本語配列。

世紀末に誕生した高級キーボードの最新機種(2020年3月現在)を購入しました。

Happy Hacking Keyboardとは?

HHKBとはどのようなものかをうる覚えと偏見で解説します。

199x年世紀末に聞いた風のうわさ

HHKBの話を最初に聞いたのは199x年世紀末に海外向けに出荷していたキーボードが一部のヘビーユーザーが逆輸入するほど使いやすいキーボードがあるとう噂を聞いたのがHHKBを知った始まりだと思います。

怪しい名前が中二病の心をわしづかみ

199X年当時、ネットが普及し始めてアングラなんて言葉が出始めていた時期で「Happy Hacking Keyboard」という名前のあやしいキーボードは当時のアングラを憧れる中二病患者には大変インパクトがありました

謎のUNIX使いが好んで使っているキーボードに似ているつくり

199x年サーバーといえばUNIXでした。Windowsでサーバー?そんなOSで大丈夫?毎日再起動して運用するの?とか言われていたのを記憶してます。それだけUNIXが勢力を持っていた時代でした。

そんなUNIX機器はUNIX配列というキーボードを採用していてHHKBはUNIX配列を真似た作りになっています。

一般人からは実態がわからないUNIX使いが使用しているというので、ここでも当時の中二病が飛びついていました。何かわからないがカッコよいキーボードがあると。

昔はブラウン管ディスプレイでパソコンの机が非常に狭かった

昔はブラウン管ディスプレイで奥行きが非常にありました。下の画像はネットから拝借してきた写真ですがディスプレイとキーボードを一個おいたら机が満杯です。

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このディスプレイの横に当然スピーカーも置いています。
このような状況だったので、HHKBのようなコンパクトなキーボード主に技術書をよく読む、サーバー管理者、プログラマー、研究者などユーザーの人がこのキーボードを好む傾向がありました。

そんなHHKBの最新版を買ってみた

2020年3月の時点で一番高いHHKB買ってみました。三万五千円です。高い!しかし微妙に安いのを買って後で後悔しないように一番いいのを購入です。

買う前のお悩み事項:英語配列か日本語配列か

HHKB買うにあたりコレがまず出てくると思います。これはキー配列の慣れ以前に

  • 職場や学校で日本語キーボードを使っている
  • 家族でパソコンを共有して使ってる

上記の場合は日本語キーボード一択になると思います。

職場は日本語キーボード、家では英語キーボードだとタイプミスが多くなります。
過去に私も挑戦したことありますが、職場でも家でもタイプミスが多くなりました。

職場にHHKB持っていけばいいじゃない」という人もいるかもしれませんが、自分はちょっと躊躇します。

職場で「あの人はキーボードを家から持ってきてるのに仕事のアウトプットは普通の人と一緒じゃない?」とか言われた日には会社へ行けなくなるガラスの心の持ち主なので持っていけません

キーボードを持って行ってドヤることができる人は相当仕事できる人鉄の心を持っている人どっちかじゃないかと思ってます。

まぁ、中二病患者の人なら英語キーボード一択だと思いますが。

開封の儀

思いっきり見切れていますがこんな感じです。
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箱。高級キーボードっぽいです。DELLのキーボードの箱と比べると3倍ほどの厚さがあるんじゃないのでしょうか?
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箱を開けた直後。
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背面は左から電源ボタン(Bluetoothのペアリングボタン)、電池入れ、USB(Type-C)端子。
Bluetoothで使う場合はパソコンの起動の毎にHHKBの電源ボタンを押すようで、真っ先にこのボタンが壊れないか心配です。

使ってみた第一印象

私の第一印象ですが「これヤバイ。自分には合わないかも?」でした。
後にHHKの初期設定をして使いやすくなりました。というか工場出荷時の設定では使いにくかった。

~良かった点~タイピング感

これは、他のサイトでも言っているようにしっとりとしたタイピング感です。リアルフォースがキーを押すと「スコスコ」キーが沈む感じですが、こっちはしっとりと沈む感じ。しっとりしてるがキーを打ったという感じがあり、うち心地はものすごい良い。さすが評判のいいキーボードです。

~ざんねん点1~10分でBluetoothの通信が切れる

デフォルトで10分間キーボードの信号がなかった場合Bluetoothの通信が切れるみたいです。これは電池の消耗を抑えるための仕様らしいです。10分ってどこから出てきた数字なのかわかりませんが私の場合は頭の中で整理してからキーボードで何か打つので10分とか余裕で間が空きます。他の人は10分とか間隔あかないのでしょうか?いったん通信が切れるとまた再ペアリングが必要になり、HHKの電源ボタンを押す必要が出てきます。そして電源ボタンばかり押す必要が出てくるのでボタンが壊れそうでヒヤヒヤします。
どっちかというと再ペアリングよりもボタンの剛性方が心配になります。

対策

対策として、ディップスイッチの6番をオンにすると省電力機能を切れるようなので、この設定をして問題クリア。まぁ省電力機能を切ったので電池切れは早くくるのでしょうか?ディップスイッチの6番をオンにしても30分で切れるみたいなこと書いてありますが・・・
Happy Hacking Keyboard HHKB Professional BT | 特長 | PFU
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歴代のHHKBでもあるディップスイッチ。現バージョンでも健在。
Bluetoothのキーボードも再ペアリング問題はHHKに限らず他のBluetoothのキーボードでもあるような気がします。
この問題はただ単にBluetoothのキーボードが私の中でHHKBが初めてだったので遭遇した現象だと思います。

~ざんねん点2~日本語キーとWinキーが隣あっている

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◇キーがwindowsキーで左の謎の記号が日本語キーだが、どうも日本語キーを押したつもりでwinキーを押してしまいメニューが出てきます。
慣れの問題だと思いますがこれはキツイ。イラっとします。
HHKB Lite2を使っていた時はこんな事なかったはずとLite2を見たらやっぱり違ってました!
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Lite2ではwinキーはファンクションキーを押しながら日本語キー押しだった!

対策

対策としては、キーマップの変更。最近のHHKBはキーマップを変えるソフトウェアが公式から配布されています。
正しこの設定ツールはHHKBがUSB経由で接続していないと起動しません。そしてキーボード付属にはUSBケーブルがついていないので自分で購入する必要があります。ここは要注意。
とりあえずこれでwinキーも日本語入力キーへ変更。winキー使ったことないのでヨシとします。
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キーマップ変更ソフトウェア。◇を謎の記号キーに変更して2つのキーを日本語入力のキーへ。

ここからがスタート

これでやっとHHKBの初期設定完了。ここからがスタートです。キーの数が少ないだけではなくディップスイッチやキー配列の設定ソフト、さらにはファームウェアのアップデートもあるというかなり癖のあるキーボードですが、今後このキーボードを使いこなすことはできるのでしょうか!?
あまりの使いやすさに職場とか持っていく未来はあるのでしょうか!?
三万五千円したから無理にでもなれるしかないのですが気長に使っていこうかと思います。