「SunであらずんばUNIXにあらず」
そう言われていたほどの世紀末サーバー界の覇者SunMicrosystems。
その会社の後期ワークステーションが「Sun Ultra20」。
CPUはSPARCでなくAMD製ですがケースの美しさは最高峰。
このワークステーションの15年後に出たMacPro第3世代のケースはUltra20のパクリかよ?
と思ったのは私だけではないはず。
そんな訳で、このワークステーションのマザボなどの中身を取り除き、ケースを流用しようと思います。
なお、海外では古いPCのケースに新しいパーツを組み込んで再利用するのを「Sleeper PC Build」と言うそうです。
ケース外観
正面
正面からの写真。がっしりしたアルミ(?)ケース。昨今のアクリルやらプラっぽい外装とと違います!
あと正面がメッシュです!昔のMac Proもこんな感じだったような?
当時は流行っていたんでしょうか?
あとSunのロゴがカッコイイ。ワンポイントです。
さらに時代を感じさせるIEEE1394。結局これ何に使う端子だったのでしょうか?
側面
Sunの刻印が大きく載っています。
現在SunMicrosystemsはOracleに吸収されたんでこのロゴで発売されているサーバーは現在無いはず。
超レアものです!
天面
天面には何もなし。
いや、大きなキズがあります。どういう風な保管方法していたのでしょうか?
使わなくなったUltra20サーバを放り投げて物置においてたのか????
裏面
普通のPC構成。当たり前ですな。
昔のケースなので電源は上に配置。というか、サーバー向けって今でも電源が上にあるような?個人向けのデスクトップは最近は下にあるが、何で下になったのか?
IOパネルにもSunのロゴ。マザボ変えると使わなくなるが捨てるのがもったいない。
まぁ捨てますが・・・
あとファンケースの右下のツメが折れていますが、いじっていたら折れました。
中身
入れ替え前の構成。
配線がキレイ。
電源のケーブルの長さも特注っぽいです。
あとホットスワップできるのかわからないですが、HDDは差し込む方式。
写真は1TのHDDに交換した写真。このHDDマウンタが一個しかなかったが、もう一個別売りで売ってないのかしら?
あと疑問なのは、このケース出てた時期はSATA1の時代で今のSATA3のHDDつけてもパフォーマンスはSATA1になってしまうのでしょうか?
中身入れ替え
マザボなどの入れ替えのためまずは中身全部とります。
中身を全部とる
とりました。
とった物はもったいないけど捨てます。
売れるのでしょうか?
入れ替え
途中まで入れ替えましたが、ここで問題が!
問題
ケースからマザボにつけるIOケーブルが何故か9ピンタイプです。
マザボのIOケーブルのピンって10ピンが標準じゃないの?
上の写真はケースからマザボにつけるIOケーブルのコネクタ。
下の10ピンのマザボにどうやってさすか?
対策
Sunのマザボ見てたら型番らしき物があったので色々調べていたらピン配列見つけました。
とりあえず、「PWR SW」と「PWR LDE」だけ繋げればいいか。
あと「+5Vsb」って何?
しょうがないので、ピンの延長ケーブルを使ってマザボと繋げる。
下の写真はケースのIOケーブル(?)とつないでいる写真
もう片方をマザボと繋げる
そして完成へ
完成です。
スペックは以下
結局HDDは使っていません。HDDマウンタまでつけたのに・・・
裏側もこんな感じ。
おわり
世紀末サーバー界の覇者のケース、Sun Ultra20へ交換しました。
次に気に入るケースが出るまでこいつ使い続けます。
これで10年いくかも?
つぎはサブマシンのケースを探さないと。