ラズパイで最新版のブートローダー使うように設定する方法です。
ブートローダーの更新
現在のブートローダーの確認
以下のコマンドを実行します。
vcgencmd bootloader_version
実行例
pi@SHIMUSHU:~ $ vcgencmd bootloader_version 2022/01/25 14:30:41 version 6efe41bd9d1e5546fa3715e72e1775b7bd813237 (release) timestamp 1643121041 update-time 1643635020 capabilities 0x0000007f pi@SHIMUSHU:~ $
現在のブートローダーの確認と最新のブートローダーの確認方法
現在のブートローダーの確認
現在のブートローダーは実行例の2行目にある
2022/01/25 14:30:41
が現在のブートローダーの日付になります。
最新のブートローダーの確認
最新のブートローダーは、以下リンクを確認します。
github.com
上のリンクより、以下の "DEFAULT release"という項目の日付が"vcgencmd bootloader_version"の結果の日付より未来の場合は最新のブートローダーがあるという事になります。
Promote pieeprom-2022-04-26 to the DEFAULT release
今回の例では"vcgencmd bootloader_version"の結果の日付が "2022/01/25" でリンクでは "2022-04-26" なので今のラズパイのブートローダーより最新のものがある事になります。
ブートローダーをアップデートする
以下を実行します。
sudo rpi-eeprom-update -a
その後、
reboot
実行例
pi@SHIMUSHU:~ $ sudo rpi-eeprom-update -a *** INSTALLING EEPROM UPDATES *** BOOTLOADER: update available CURRENT: 2022年 1月 25日 火曜日 14:30:41 UTC (1643121041) LATEST: 2022年 4月 26日 火曜日 10:24:28 UTC (1650968668) RELEASE: default (/lib/firmware/raspberrypi/bootloader/default) Use raspi-config to change the release. VL805_FW: Using bootloader EEPROM VL805: up to date CURRENT: 000138a1 LATEST: 000138a1 CURRENT: 2022年 1月 25日 火曜日 14:30:41 UTC (1643121041) UPDATE: 2022年 4月 26日 火曜日 10:24:28 UTC (1650968668) BOOTFS: /boot EEPROM updates pending. Please reboot to apply the update. To cancel a pending update run "sudo rpi-eeprom-update -r". pi@SHIMUSHU:~ $
上記結果のあと"sudo reboot"で最新のブートローダーに更新します。
なお、上の実行例の下の行で、
To cancel a pending update run "sudo rpi-eeprom-update -r".
とありますが、上記コマンドを打つとアップデートがキャンセルできるみたいです。
更新の確認
以下のコマンドを実行します。
vcgencmd bootloader_version
実行例
pi@SHIMUSHU:~ $ vcgencmd bootloader_version 2022/04/26 11:24:28 version 507b2360eb46af23c05844b289dc5ae4ecfc3cca (release) timestamp 1650968668 update-time 1655478237 capabilities 0x0000007f pi@SHIMUSHU:~ $
2行目の日付が "2022/04/26 11:24:28" となっているので最新になりました。
終わり
Raspberry Piで最新版のBoot loaderを使うように設定するでした。
あと補足ですが、最新版のBoot loaderを使うように設定するという事は最新のファームウェア(安定版)を使用するという事になると思います。