「Write once, run anywhere(一度〔プログラムを〕書けば、どこでも実行できる)」をスローガンにOS屋のSun Microsystemsが打ち出した言語(だったと思います)。
実際のところスローガンの通りだったのかは現代の人なら既に知っている通りだと思います。
199X年世紀末のプログラムを語る上では外せない言語Java。
そのJavaをWindows98にインストールし"Hello"を出力しようと思います。
使用するバージョン
Java1.2.2.016のバージョンを使用します。
かなり古いバージョンですが、Oracle(Javaの開発元を買収した会社)のホームページからダウンロードできます。
Java Archive Downloads - Java SE 1.2
インストールする機種
パソコンはPC-9821。
OSはブログのタイトル通りWindows98になります。
この時代のパソコンはフロッピーディスクドライブは2台あったほうが謎の安定感がありますね!
インストール
インストールの流れはJavaの本体のインストール後に、"autoexec.bat"にインストールしたJava(javac.exeやjava.exe)へのパスを通します。
Javaのインストール
■ Javaインストーラー起動
Java1.2.2.016のファイルをダブルクリックして起動します。
■ ようこそ
「次へ」を選択します。
■ 製品ライセンス契約
「はい」を選択します。
■ インストール先の選択
デフォルトの値(A:\jdk\1.2.2)のまま「次へ」を選択します。
■ コンポーネントの選択
デフォルトの値のまま「次へ」を選択します。
■ Java Runtime Environment
「はい」を選択します。
■ インストール先の選択
デフォルトの値のまま「次へ」を選択します。
■ インストール
インストールが開始します。
■ セットアップの完了
「完了」を選択します。
PATHの設定
■ JDKへのパスを通す
javac.exeやjava.exeへのパスを通します。
Windows98の "autoexec.bat" に以下のように記載します。
PATH=A:\jdk1.2.2\bin;%PATH%
元々Win98の"autoexec.bat"は何も記述が無かったので、PATHだけ書いています。
■ OSの再起動
"autoexec.bat"の変更内容を反映するためにOSを再起動します。
■確認
OS再起動後にMS-DOSプロンプトを起動し、 "javac.exe" を実行する。
以下のようなメッセージが出れば JDKへのパスが通っています。
※ほかのサイトでは"javac -verion" と打つ方法が乗っていますが、Java1.2では"-verion"オプションは多分ないです
Javaを実行する
■ Hello.java
よくある参考書の一番最初に載っている "Hello" と表示されるプログラムを書いてみます。
コードは以下
public class Hello{ public static void main(String[] args){ System.out.println("Hello!"); } }
■ ファイルの保存
今回は "B:\temp" に "Hello.java" ファイルを保存します。
■ コンパイル
コマンドプロンプトを開き、"Hello.java" が保存してあるフォルダ "B:\temp" へ移動します。
その後、"javac Hello.java" 打ち込みます。
■ 実行
"java Hello" 打ち込みます。
その後、"Hello!" と出力されれば成功です。
終わり
以上、"Windows98にJAVAをインストールする"でした。
ちなみにわたくし、Javaの資格を取ったり情報処理試験の午後はJavaを選択してました。
あと当時から気になってたんですが、JavaScriptも今も使われていますが、なんで名前似せたんでしたっけ?
昔理由を聞いたような気がしましたが全く覚えてないません。