PC-9821Ra43にMS-DOS6.2を正式手順(?)でインストールしたところ色々DOSのモジュールが更新されていたので自分用メモとして残しておきます。
下画像はファイラー(FD)の日付順(降順)でソートした1ページ目の画像ですが、アップデート前(画像右)が1995年のファイルに対して、後(画像左)が1996年のファイルへ。
何か変わっています。
普通にMS-DOSをインストールだけすれば動きますが、これやをらないとサポートされないとかなんとか?
まぁ、今さらサポートとか関係ないですが。。。
用意するもの
MS-DOS6.2
MS-DOS6.2本体です。
ちなみに、PC-9821Ra43でサポートしているMS-DOSは6.2のみっぽいです。
5.0A(-H)はダメみたい。
Ra43用のMS-DOS6.2システムディスク
Ra43専用の"MS-DOS 6.2 #1" のシステムディスクです。
無い場合は以下のリンクを参考に作成します。
PC-9821Ra43にMS-DOS6.2をインストールするために ”専用のインストールディスク" を作成する方法 - PokuG stdio.h
アプリケーションCD-ROM
MS-DOS6.2をRa43で使用できるようにアップグレードするためのツールが入っています。
前提条件
MS-DOS6.2をインストールする上で、以下のドライブ構成になっているのを前提にインストールします。
- Aドライブ:Windows98SEインストール済み
- Bドライブ:Dataドライブ
- Cドライブ:MS-DOS6.2をインストールするドライブ
大雑把な流れ
大雑把に以下の手順でインストールをおこないます。
- アップグレードモジュールをBドライブ(Dataドライブ)へコピー
- Ra43用の"MS-DOS 6.2 #1"システムディスクからMS-DOS6.2のインストーラー起動
- MS-DOS6.2のインストール
- MS-DOS6.2のアップグレードモジュールを適用
手順
アップグレードモジュールのコピー
アプリケーションCD-ROMから "DOS62フォルダ(アップグレードモジュール)" をBドライブ(Dataドライブ)へコピーします。
このモジュールはMS-DOS6.2をインストール後に適用するものです。
専用システムディスクからMS-DOS6.2をインストール
Ra43用のシステムディスクからMS-DOS6.2のインストーラー起動してインストールします。
インストール方法は普通のMS-DOS6.2と同じです。
いまさら聞けないPC98版MS-DOS6.2インストール方法 - PokuG stdio.h
インストールした MS-DOS6.2 のアップグレード
MS-DOS6.2の起動
インストールしたMS-DOS6.2を起動します。
MS-DOS6.2のアップグレードコマンド
プロンプトからBドライブ(Dataドライブ)へ移動し、以下コマンドを実行します。
CD ¥DOS62
UPDOS62 <ドライブ名>:\<ディレクトリ名>
アップグレードの確認
"Y" を選択します。
MS-DOS6.2のアップグレード
MS-DOS6.2のアップグレードが始まります。
MS-DOS6.2の再起動
Ra43を再起動します。
以上で終了です。
終わり
以上、"PC-9821Ra43にMS-DOS6.2をインストールする" でした。
アップグレードで何が変わったのかはよくわかりませんが、結構なDOSモジュールが入れ替わっています。
Ra43ではないですが、PC98に付いてくるアップグレードCDを使わないとネットワークが安定しなかった記憶があるので、持っている場合は試してみてはいかがでしょうか?
これまで相性で片づけていたものが良くなるかもしれません。