PC-98用のMIDIインターフェースボードには有名なものが4種類あります。
この4種類のボードの解説です。
購入する際の判断材料の一つに。。。
なお、私はMPU-PC98II以外持っていないので解説が間違っている可能性があります。
MPU-PC98
MPU-PC98シリーズの初代にあたります。
MIDI OUTが2つありますが同じ情報を出力しますので、MIDIは16パートが上限になります。
SC-88以降で作った32パート対応のMIDIだと17パート以降はならないと思います。
しかしながら17パート以上の命を削ったMIDIデータには未だ出会ったことはないですが・・・
本ボードの特徴として "IRQやリソース設定は固定" になります。変更はできません。
MPU-PC98II
MPU-PC98シリーズの二代目にあたります。
よくMIDI対応のDOSゲームでは対応音源の項目で "MPU-PC98II"で動作を確認しているのが多い印象です。
初代 "MPU-PC98" との違いですが、ネットで調べたところ
- MPU-PC98の廉価版
- MPU-PC98のバグフィックス版
という話がありました。
正直本当かどうかはわかりません。
あと、初代との違いは"IRQやリソース設定はディップスイッチで変更できる" ようになりました。
MPU-PC98IIもMIDI OUTが2つありますが同じ情報を出力しますので、MIDIは16パートが上限になります。
S-MPU/PC
MPU-PC98シリーズの後継機種です。
このボードからMIDIは32パート対応になります。
MPU-PC98IIコンパチブルモードを謳っておりおそらくDOSゲームも音が鳴ると思います。
下画像はS-MPU/PCの説明書抜粋。
S-MPU-IIN
S-MPU/PCの後継機種です。
WindowsのPnP対応しています。
このボードはDOSでゲームを鳴らす場合、専用のドライバがいるようです。
中古品でこのボードを購入する場合は、付属のフロッピーがあるかどうかを確認しましょう。
DOSゲームでMIDIを鳴らしたい場合は避けた方がいいのではないでしょうか。
終わり
以上、"PC-98用の主要なMIDIインターフェースボード4選" でした。