このページは以下の補足説明的な記事だったりします。
pokug.net
注意事項
LAN Managerをインストールすると "CONFIG.SYS" と "AUTOEXEC.BAT" にLAN Managerの設定が追加されます。
LAN Managerをインストール前にあらかじめ両ファイルのバックアップを取っておきましょう。
■ CONFIG.SYS
CONFIG.SYSは「LASTDRIVE=Z」以下の行が追加されます。
CONFIG.SYS
FILES=30 BUFFERS=10 SHELL=\COMMAND.COM /P DEVICE=B:\DOS\HIMEM.SYS DEVICE=B:\DOS\EMM386.EXE /UMB /T=B:\DOS\EXTDSWAP.SYS DOS=HIGH,UMB LASTDRIVE=Z DEVICE=B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\DOSUTILS\PRT.DOS DEVICE=B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTMAN\PROTMAN.DOS /i:B:\LANMAN.DOS DEVICE=B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\ETHERNET\ATIMAC\LA98.DOS DEVICE=B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTOCOL\tcpip\tcpdrv.dos /i:B:\LANMAN.DOS DEVICE=B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTOCOL\tcpip\nemm.dos
■ AUTOEXEC.BAT
AUTOEXEC.BATは「@REM ==== LANMAN 2.1...」以下の行が追加されます。
AUTOEXEC.BAT
@ECHO OFF PATH B:\DOS;B:\;B:\FD;B:\TOOLS;B:\VZ SET TEMP=B:\DOS SET DOSDIR=B:\DOS @REM ==== LANMAN 2.1 === DO NOT MODIFY BETWEEN THESE LINES === LANMAN 2.1 ==== SET PATH=B:\LANMAN.DOS\NETPROG;%PATH% ISURENDR /P /E B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTOCOL\tcpip\umb.com NET START WORKSTATION LOAD TCPIP NET LOGON guests * @REM ==== LANMAN 2.1 === DO NOT MODIFY BETWEEN THESE LINES === LANMAN 2.1 ====
インストールの流れ
インストールの流れとしては以下のような流れになります。
- LAN Managerをインストール
- LANボードのドライバをインストール
- 後設定をおこなう
手順
LAN Managerのインストール
■ Disk1をセットしコマンドを実行
LAN ManagerのDisk1をセットし、"setup.exe"を起動します。
■ LAN Managerセットアップ
"了解" を選択。
■ セットアップによるキーボードの使用法
"了解" を選択。
■ LAN Managerのインストール
"了解" を選択。
■ LAN Managerのインストール2
"LAN Manager 拡張版"を選択。
■ ファイルのインストール
インストールが始まります。
■ ディスク
"Disk2(DOS WorkStation)" を入れ、"了解" を選択。
■ ファイルのインストール
インストールが始まります。
■ ディスク
"Disk3(Drivers)" を入れ、"了解" を選択。
■ ファイルのインストール
インストールが始まります。
■ ネットワークアダプタドライバ
"ドライバなし" を選択。
■ ネットワークドライバ設定
"空" のままで"了解" を選択。
■ ネットワークドライバなし
"了解" を選択。
■ ワークステーションの設定
"コンピュータ名"、"ユーザー名"、"ドメイン名(ワークグループ名)" を入力。
■ MS Windowsのサポート
"いいえ" をチェックし、"了解" を選択。
■ 設定完了
"保存" を選択。
■ インストール完了
"了解" を選択。
■ 操作完了
"了解" を選択。
■ 再起動
DOSプロンプトに戻るのでOSを再起動する。
LANボードのドライバをインストール
■ フォルダを移動しコマンドを実行
LAN Managerをインストールしたフォルダへ移動し以下コマンドを実行。
cd lanman.dos
setup.exe
■ LAN Managerセットアップ
"表示/変更(C)" から "ネットワークドライバの登録(D)" を選択。
■ ネットワークドライバ設定
"新規作成" を選択。
■ ネットワークアダプタドライバ
"その他ドライバ" を選択。
■ ドライバまたはプロトコルファイルのコピー
LANドライバのディスクをセットして、"了解" を選択。
■ その他ネットワークアダプタドライバ
"了解" を選択。
■ ネットワークプロトコル
"MS TCP/IP NDISドライバ" にチェックを入れ、 "了解" を選択。
■ ネットワークドライバ設定
"了解" を選択。
■ TCP/IP設定
"IPアドレス"、"サブネットマスク"を入れ、"DHCP 自動構成を有効にする" のチェックを外し、"了解" を選択。
■ 設定完了
"保存" を選択。
■ ディスク
"了解" を選択。
■ ファイルのコピー
ファイルのコピーが始まります。
■ LAN Managerセットアップ
"登録/削除(L)" から "終了(X)" を選択。
■ LAN Manager設定完了
"了解" を選択。
■ 操作の完了
"了解" を選択。
■ コマンドプロンプト
コマンドプロンプトに戻ります。
後作業
■ PROTOCOL.INIの編集
PROTOCOL.INIの "IOADDRESS" の設定を現在のLANボードの設定に合わせる
終わり
以上で手順は終了です。