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PC98のMS-DOSにLAN Managerをインストールする~全手順~

インストール手順

全手順です。長いです。

注意事項

LAN ManagerをインストールするとCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATにLAN Managerの設定が追加されます。
LAN Managerをインストール前にあらかじめ両ファイルのバックアップを取っておきましょう。

CONFIG.SYSは「LASTDRIVE=Z」以下の行が追加されます。

CONFIG.SYS

FILES=30
BUFFERS=10
SHELL=\COMMAND.COM /P
DEVICE=B:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=B:\DOS\EMM386.EXE /UMB /T=B:\DOS\EXTDSWAP.SYS
DOS=HIGH,UMB

LASTDRIVE=Z
DEVICE=B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\DOSUTILS\PRT.DOS
DEVICE=B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTMAN\PROTMAN.DOS /i:B:\LANMAN.DOS
DEVICE=B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\ETHERNET\ATIMAC\LA98.DOS
DEVICE=B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTOCOL\tcpip\tcpdrv.dos /i:B:\LANMAN.DOS
DEVICE=B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTOCOL\tcpip\nemm.dos

AUTOEXEC.BATは「@REM ==== LANMAN 2.1...」以下の行が追加されます。
AUTOEXEC.BAT

@ECHO OFF
PATH B:\DOS;B:\;B:\FD;B:\TOOLS;B:\VZ
SET TEMP=B:\DOS
SET DOSDIR=B:\DOS

@REM ==== LANMAN 2.1 === DO NOT MODIFY BETWEEN THESE LINES === LANMAN 2.1 ====
SET PATH=B:\LANMAN.DOS\NETPROG;%PATH%
ISURENDR /P /E
B:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTOCOL\tcpip\umb.com
NET START WORKSTATION 
LOAD TCPIP
NET LOGON guests *
@REM ==== LANMAN 2.1 === DO NOT MODIFY BETWEEN THESE LINES === LANMAN 2.1 ====
1. DISK1をセットし、setup.exeを実行

f:id:yarufu101:20220116182806p:plain:w500

2. LAN Managerセットアップ画面で「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116183125j:plain:w500

3. 「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116183336j:plain:w500

4. LAN Managerのインストール先の確認画面

f:id:yarufu101:20220116183549j:plain:w500
問題がない場合は「了解」を押す

5. 拡張版を選択し、「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116183822j:plain:w500
拡張版を選択しましょう。

6. コピーが始まるので待つ

f:id:yarufu101:20220116184025j:plain:w500

7. DISK2を入れ、「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116191818j:plain:w500

8. コピーが始まるので待つ

f:id:yarufu101:20220116191929j:plain:w500

9. DISK3を入れ、「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116192117j:plain:w500

10. コピーが始まるので待つ

f:id:yarufu101:20220116192229j:plain:w500

11. ネットワークドライバの選択画面

f:id:yarufu101:20220116192333j:plain:w500
既に該当するLANカードがあるならソレを選択し「了解」を押しましょう。
無い場合は、「その他のドライバ」を選択。
今回はNEC純正のLANボードで無く、アライドテレシス製のLANボードを使います。
該当のLANボードドライバが無いので「その他のドライバ」を選択します。

12. LANボードのドライバディスクを入れ、「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116192500j:plain:w500
LANボードのドライバディスクを入れます。

13. ドライバがあっているのを確認し、「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116192607j:plain:w500

14. コピーが始まるので待つ

f:id:yarufu101:20220116192719j:plain:w500

15. プロトコルを選ぶ

f:id:yarufu101:20220116192817j:plain:w500
今回は「MS TCP/IP」プロトコルを使います。

16. インストールプロトコルの確認、「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116192944j:plain:w500

17. IPアドレスを入力

f:id:yarufu101:20220116193052j:plain:w500
192.168.80.91という手動でIPアドレスを設定します。
その後、「DHCP 自動構成を有効にする」のチェックを外します。
デフォルトゲートウェイを下手に入れたり、DHCPでIPアドレスを取得するとネットに繋がってしまう可能性があります。
ちなみに「詳細設定」の画面へ行くとDNSの設定画面があります。

18. コンピュータ名、ユーザー名、ドメイン名の入力

f:id:yarufu101:20220116193200j:plain:w500
コンピュータ名、ユーザー名、ドメイン名を入れましょう。

なお、メッセンジャーサービスは「いいえ」にしました。
メッセンジャーサービスはWindows95などに付属でついてきたメッセージを強制的に他のパソコンへ送るソフトだったと思います。
具体的には、WinPopUpコマンドとかnet sendコマンドだったような気がします。

19. 「いいえ」を選択し、「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116193331j:plain:w500
「いいえ」で良いと思います。

20.「保存」を押す

f:id:yarufu101:20220116193455j:plain:w500

21. DISK3を入れ、「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116193623j:plain:w500

22. コピーが始まるので待つ

f:id:yarufu101:20220116193756j:plain:w500

23. 「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116193859j:plain:w500
上記画像の項目4のメッセージは重要です。
上記のPROTOCOL.INIにLANボードの「I/O Base Address」を記載する箇所があります。
自分のLANボードがどのアドレスを使用するのかを確認して書き直しましょう。

以下にPROTOCOL.INIの一部を記載します。
下から二番目の☆マークがある箇所です。

[ATIMAC_NIF]
; The section for the ATKK CentreCOM LA-98 LAN Adapter (DOS NDIS driver).
;
; DRIVERNAME Always must use ATIMAC$
; IOADDRESS Must specify the base I/O address of the adapter as
; configured with the CFG98.EXE program.
; 0xC2D0, 0xC4D0, 0xC6D0, 0xC8D0, 0xC9D0, 0xCAD0, 0xCBD0
; MAXTRANSMITS Specify the maximum number of the transmit queue entry
; in the driver. It must range between 1 and 50, and
; the default value of 6 is used.

DRIVERNAME = ATIMAC$
IOADDRESS = 0xCBD0 ←☆コレ
MAXTRANSMITS = 10

24. 「了解」を押す

f:id:yarufu101:20220116194010j:plain:w500

25. プロンプト画面に戻るのでPC98の再起動をする

f:id:yarufu101:20220116194105j:plain:w500
リセットボタンを押してPC98を再起動させます。

26. MS-DOS起動画面

f:id:yarufu101:20220116194228j:plain:w500
MS-DOS起動時にパスワードを聞いてきます。
active directryが無い環境だと、どんなパスワードを入れてもエラーになります。
ここで出るエラーは無視しても問題ないので、まじめにパスワード入れてもいいですし、エンターキーを入力しても問題ありません。

27. Lan Manager起動完了

f:id:yarufu101:20220116194402j:plain:w500
手順26で言った通り、メッセージが出ていますが、無視してかまいません。

これでLan Managerのインストールおよび起動完了です。

動作確認

ここからは動作環境です。
Windows11でも使われているnetコマンドを使います。
さすがMicrosoftです。コマンドはMS-DOSの頃からほとんど変わっていません。
Windowsでnetコマンドを使ったことがある人ならすんなり使えるはずです。

1 コンピュータ一覧の表示

f:id:yarufu101:20220116194514j:plain:w500
net viewコマンドで接続できるパソコンを確認できます。

2. 共有フォルダへ接続

f:id:yarufu101:20220116194633j:plain:w500
画像の例では共有フォルダをSドライブとして接続。

3. 共有フォルダの確認

f:id:yarufu101:20220116194921j:plain:w500
dirコマンドでファイル一覧を確認できます。

4. ファイラーでの確認

f:id:yarufu101:20220116195238j:plain:w500
FDでローカルドライブ同様に操作できます。

5. 共有フォルダの接続解除

f:id:yarufu101:20220116195332j:plain:w500
解除です。