本日、10月10日は東京オリンピックが開催された日です!
「10月10日が晴れの特異日であったことから、東京オリンピックの開会式の日に選ばれた」
という事を大昔に先生から聞いたことがあり、
なら「10月10日前後の日も晴れの確率が多いのでは?紫外線浴びまくりじゃね?」
という勝手な拡大解釈によりレトロブライトをできるんじゃないか?という期待も込めてキーボードを分解し、レトロブライトに挑戦します。
本記事はレトロブライトをおこなう前準備のPC98のキーボードの分解記事です。
知っておきたい知識
Retr0bright(レトロブライト)
レトロブライトは黄ばんだプラスチックを元の白色に戻す化学混合物及び手法のことで、
1次サイト?によると、
2008年3月にドイツのヴッパータールにあるCBM博物館が、プラスチック部品を過酸化水素の溶液に数日間浸すと、部分的に黄ばみが取れたという偶然の発見から多くの化学者、プラスチックエンジニア、レトロハッカーなどの人たちの力を借りて、この原理を解明したというのが始まり
みたいです。
レトロブライト自体は次の記事でおこなうので本記事とは関係ないですが・・・
用意するもの
PC98キーボードを分解する道具です。
キーボードの分解
このキーボードを分解します。
キーボード裏面のねじを外す
上の赤丸のねじを取ります。
前面のパネルを外す
前面パネルを外した画像
前面のパネルを外すとこんな感じです。
キーボードの裏面
キーボードの裏面はこんな感じで、基盤がくっついてます。
取った前面のパネルの裏
取ったキーボードのパネルの裏にはプラスチックの部品が付いています。
直ぐに外れるので、回収しておきましょう。
上のプラスチックは下画像左上のLDEランプを固定するためのプラスチックだと思います。
キーを外す
キートップ引抜工具を使ってキーを引き抜きます。
想像していたよりきれい!
殆どのキーはそのまま抜けばいいですが、一部のキーはバネなどが入っています。
キーを抜く順番としては以下が良いかと思います。
- バネなどが入っていないキーを抜く
- バネなどが入っているキーを抜く
以下、バネなど入っている注意するキーです。
STOPキー
STOPキーにはバネが入っていました。
SHIFTキー
SHIFTキーには固定する金具が入っています。
Returnキー
Returnキーにも固定する金具が入っています。
スペースキー
スペースキーにはバネが入っていました。
SHIFTキーとReturnキーの金具の比較
SHIFTキーとReturnキーの金具の長さが違うのでメモ
STOPキーとスペースキーの金具の比較
下のプラスチックを取り外す
ねじを取る
赤丸で囲んだねじを取ります。
右の2つは取らなくても問題ないですが、取っていた方が次の工程が楽になると思います。
基盤についている端子を取る
黄色丸の基盤についた端子を取ります。
痛恨の写真撮り忘れ。
端子は無理やり引っこ抜こうとしても取れません。
ツメがあるので、ツメを押しながら端子を抜きましょう。
以上分解終了です。
終わり
以上、PC98キーボードを分解する ~Retr0bright(レトロブライト)前準備~ でした。
元に戻すには、この記事を反対の手順からおこなえばいいと思います。
「キー配列は、キーボードをばらす前に写真を撮りましょう」と他のサイトでは言うと思いますが、このサイトにくるようなレトロPCマニアの人は予備のキーボードくらい持っていると思うので、予備のキーボードを見てキーを付けましょう。
予備備品は心の余裕
です。
さて次回はRetr0bright(レトロブライト)回になります。
↓
pokug.net