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PC9821V13の内蔵HDDをSATA SSD化する

この令和の時代にPC98オーナーがおこなうことと言えば、「HDD(ハードディスク)をCF(コンパクトフラッシュメモリーカード)化すること」ですが、CFも既に電気屋さんで扱っていなく、ネットの販売のみで、いつかは流通から消えてしまう・・・

そう思うと夜も眠れません。

そういう訳で、今回はPC9821V13の内蔵HDDをSSD化することにしました。

1.用意するもの

下の5つ。
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1.1 変換名人 IDE - SATA双方向変換アダプタ I 型 IDE-SATAIMD

SATA SSDをPC98のロジックボードのIDEへ変換するボード。
これが良いとネットで見た気がしましたが、後で探しても見つからない。
とりあえずこれを使いました。

SSDのデータ転送のケーブルと、変換名人への電気供給のケーブルは本体と一緒についてきました。

1.2 IDE延長ケーブル

変換名人側のIDEコネクタがメスです。普通にIDE HDDと交換しようとしてもつながりません。IDE延長ケーブル(オスメス)をどこからか購入しましょう。

1.3 SATA SSD

今回使用するSATA SSDです。
特にこの型番にこだわったわけではなく、家にたまたまあったから。以前にWindows7で使っていたものだと思います。
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PC98はHDDの容量に制約がありますが、このSSDは120Gの容量を4Gに縮小してあります。
縮小の方法は以下の記事に記載があります。
pokug.net

1.4 SSDへの電力を供給するケーブル

上写真の1番左のケーブルのこと。
このケーブルは自分で調達する必要があります。
変換名人には付属していません。

1.5 Windows95の起動ディスク

細かく言えば、Windows95の起動ディスクではなく、Windows95の起動ディスクを作った際に入ってきている「DISKINIT.EXE」が必要になります。
この「DISKINIT.EXE」はHDDをPC98で使用できるようにローレベルのフォーマットをおこなう感じのツールです。

もし、Windows95の起動ディスクに入っていなかったら、Windows95の
「A:\Windows\command]
以下にあるので、起動ディスクにコピーしておきましょう。

2.手順

2.1 取付

SSDと変換名人をPC98に取り付けます。
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配線が雑すぎ!
コレはそのうち何とかしないといけません。

2.2 Windows95起動ディスクでPC98を起動

Windows95起動ディスクでPC98を起動します。

2.3 DISKINITコマンドを実行

以下コマンドを実行

DISKINIT

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2.4 SSDを初期化する

初期化する装置を選び実行します。
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2.5 初期化を有効にするためにPC98の電源を切る

リセットボタンを押すのではなく、PC98の電源を切ります。
リセットボタンで再起動した場合、PC98のfdiskで何故か1Gしかディスクを認識しませんでした。

2.6 Windows95起動ディスクでPC98を起動

Windows95起動ディスクでPC98を起動します。

2.7 fdiskをおこなう

4Gに縮小したSSDが無事fdiskで認識されています。
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2.8 OSを入れる

あとはOSを入れましょう。
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システムインストールディスクのセットアップはどう考えても失敗するだろうと思ったので、CABSセットアップです。

「CABSセットアップって何?」という方は以下記事へ。
pokug.net

完成

Windows95が入りました。
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MS-DOS6.2も入りました。
どうでもいいですが、この子喫茶店に入っても上着を脱がないですね。
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3.終わり

以上PC9821V13の内蔵HDDをSATA SSD化するでした。

ネットでは、CF化の話ばかりでSSD化の記事がほとんどないので、どうしようかと思っていましたが、何とかなりました。

しかし、PC98やSSDの種類によっては相性があるかもしれないので、同じ構成でも失敗するかもしれません。
特に今回のような事例がほぼない場合、この構成ならば大丈夫という情報も当然無いので、まずは、なるべくシンプルな構成のPC98を使用しSSD化を確認した方がいいと思います。

拡張ボードに色々乗せていたり、CPUを交換したり、BIOSを書き換えていたりする魔改造PC98よりも、購入状態のシンプルな構成のPC98で確認し、SSDを認識させOSを入れ問題が無いと確認できた後、再度魔改造した方が確実だと思います。

兎に角これで、PC98のHDD事情は当分心配しなくていいんじゃないかと思っています。